ライバルが減っている今がチャンス!ものづくり補助金

皆さん、こんにちは。

ものづくり補助金の申請締切日まで約1カ月となりましたね。

当事務所でもものづくり補助金に関するお問い合わせをいただいているので、今日はものづくり補助金について紹介したいと思います。

ものづくり補助金とは

 ものづくり補助金とは、簡単に言うと生産性向上のための設備投資を支援する補助金です。ものづくり補助金という名称ですが、製造業以外でも応募でき、機械装置だけでなくシステム構築費といった無形の設備投資も対象になります。

対象となる経費
・機械装置・システム構築費
・技術導入費、専門家経費
・運搬費
・クラウドサービス利用費
・原材料費
・外注費
・知的財産権等関連経費
・海外旅費(グローバル展開型のみ)

設備投資だけでなく専門家経費や海外旅費も対象になります。ただし、必ず1つ以上、単価50万円(税抜)以上の設備投資(機械装置もしくはシステム構築費)が必要となります。

■補助額と補助率(一般枠)

(補助額)
従業員数5人以下:750万円
 〃 6人~20人:1000万円
 〃 21人以上:1250万円

(補助率)
1/2、ただし小規模事業者や再生事業者は2/3

出典:ものづくり補助金概要パンフレット:
https://portal.monodukuri-hojo.jp/common/bunsho/ippan/11th/gaiyou_20220519.pdf

直近の採択率は?

 第1次~9次の一般型の採択率は次の通りです。応募者数は減少傾向にある一方、採択率は右肩上がりで、直近では採択率が60%を超えていますね

出典:ものづくり補助金総合サイトを元に当所作成 
https://portal.monodukuri-hojo.jp/saitaku.html

採択率アップのカギは加点項目!

 ものづくり補助金の審査では、事業計画書の内容を元に審査されますが、事業計画とは別に、審査にプラスになる「加点項目」というものがあります。採択/不採択は「事業計画書の内容」と「加点項目」の両方で決まります

■事業計画の審査項目(要約)

■加点項目

※最大6項目の加点が可能。デジタル枠に限り、最大7項目の加点が可能。

■加点項目の数別の採択率

加点項目が0個の場合の採択率は、約3割ですが、3個の場合は約8割にまで上昇していますね。加点項目の数が多いとそれだけ採択率は上がりますので、2~3つは取っておきたいところです。

出典:ものづくり補助金総合サイト
https://portal.monodukuri-hojo.jp/dataportal.html

多くの企業が事業再構築補助金にシフト!ライバルの少ない今がチャンス!

 多くの企業が、事業再構築補助金にシフトしており、相対的にものづくり補助金の申請者数は少なくなっています。事業再構築補助金のように売上減少要件や認定支援機関の確認書も不要なので、対象となる方は挑戦を検討してみても良いでしょう。

いかがでしたでしょうか。

当事務所は製造業支援やIT導入支援の実績豊富なコンサルタントが在籍しております。

ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

川橋 隆則

中小企業診断士 当事務所の代表を務めています

パティシエからスタートして、システムエンジニアとなり、その後に経営コンサルタントとなった
ちょっと変わった経歴の持ち主です。