わかりやすい事業計画書の書き方① ちょっとしたコツのご紹介

皆さん、こんにちは。

王子かわはし事務所の川橋です。

さて、私は昨年度末まで東京商工会議所のコーディネーターを務めておりまして、

持続化補助金などの事業計画の作成アドバイスにも数多く携わっていたのですが、皆さん非常に「事業計画」の作成に苦労されていらっしゃいました。

今回は、事業計画書」をわかりやすくする、ちょっとしたコツをご紹介いたします。

実は、最大のコツは「読み手の立場に立つ」なんですけど、このことをもう少し細かく説明してみます。

誰が読んでもわかるように説明しよう

かっこいい言葉や文章で書く必要はありません。中学生でも読めるような文章を意識しましょう。

審査を行うのは有識者ですが、すべての業界・業種について、事細かに知っているというわけではありません。

いきなり業界特有の専門用語はなるべく使わないようにしましょう。

使う場合には、注釈をつけることで、わかりやすくなります。

項目ごとに見出しを付けてわかりやすくしよう

項目ごとに見出しを付けることで見た目もすっきりしますし、体系だった計画書の策定につながります。

<見出しを付けた例>

箇条書きで書いてもかまわない

もちろん普通の文章でも良いのですが、書き慣れていない方は箇条書きで書くと書きやすいかと思います。

ちなみにミラサポplusでも箇条書きをすすめています。

※現在は事業計画書に枚数制限があります

写真やイラスト、図を使ってわかりやすい計画書にしよう

自社の事業の概要を説明するうえで、ぜひ写真やイラストを使ってみましょう。

また、ビジネスモデルが一般的にわかりづらい場合には、図で視覚的に説明してみるのもよいでしょう。

<ビジネスモデル図の例>

また、文章においてもポイントとなる部分において、太字下線を使うことでメリハリの利いた文章になります。

実際に採択された企業の計画書を参考にしよう」

ミラサポ「補助金虎の巻」などでは、補助金の活用事例とともに実際に補助金に採択された事業計画書の一部が紹介されています(すべての事例において掲載されているわけではありません)。

ぜひ参考にしてみましょう。

以下はミラサポplusに掲載されている、手打そば 由のやさんの小規模事業者持続化補助金の事業計画書です。

出典:ミラサポplus よくわかる、補助金の申請事例 ~起業直後、コロナ禍が直撃した飲食店の強みづくり[小規模事業者持続化補助金

いかがでしたでしょうか。

当事務所では、初回無料相談の他、事業計画の添削サービスや策定支援を行っております。

Coconalaでもサービスを提供しておりますので、ご興味がある方はぜひご利用をご検討ください。

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この記事を書いた人

川橋 隆則

中小企業診断士 当事務所の代表を務めています

パティシエからスタートして、システムエンジニアとなり、その後に経営コンサルタントとなった
ちょっと変わった経歴の持ち主です。